宅建が終わり、行けてなかった山に行こうと計画。
宅建終わりの月火に休みを取って、天気も良くて、ちょうど紅葉が見頃な那須岳に行くことに。
野天風呂が有名な三斗(さんど)小屋温泉・煙草屋(たばこや)旅館で1泊の山行となった。
景色、小屋、出会い、温泉、テレビ撮影、色んな事が詰まった山行となった。
交通手段
自宅からは始発に乗って、那須塩原駅では8時のバスに乗れた。
時間はかかるが意外と新宿から在来線でも行けない距離ではない。
ロープウェイは使わず。
費用
経路と時間
※時間の記録なし。
1日目
1.峰の茶屋
2.茶臼岳
3.牛ヶ首
4.姥ヶ平
5.ひょうたん池
6.三斗小屋温泉、煙草屋旅館
2日目
1.煙草屋旅館
2.大峠
3.三本槍岳
4.清水平
5.朝日岳
6.峰の茶屋
7.ロープウェイ乗り場
8.大丸温泉
経路での見どころ、感想

登山口付近
バス下車後に、一面赤になったお山を拝む。青空が広がりテンション上がる。

登りはじめてすぐぐらい

登り始めてすぐ
登山口から登り30分もしないうちに、右手に紅葉した斜面を拝む。これからの山行が楽しみ。
ではあったもものの、かなりの強風。二枚重ねでは寒く、レインウェアを着る。
1週間ほど前、朝日岳で遭難事故あり。茶臼岳、朝日岳のあたりは普段から風が強いと聞いていたが、たしかにこの風だとバランス崩して滑落すると思い、気を引き締めていこうと思った。
峰の小屋のあたりは風の通り道になっており豪風。休憩もままならず茶臼岳を目指す。

茶臼岳山頂 豪風だった
茶臼岳もこれまた豪風。
青空だったが、豪風の方が記憶に残った(笑)
ごつごつの山頂をぐるっとお鉢めぐり。といっても、キレイなお鉢にはなっていなかったが。
ここまではロープウェイを使ってくる人も多く、登山客と観光客で半々くらいか。
茶臼岳から姥ヶ平に向かう。道中も紅葉を楽しめる。牛ヶ首あたりも一面赤に染まってて素敵だった。
ただ、雲も出てきており、陽があたってる時は素敵だが、陽が隠れてしまうと楽しみが半減。
それでも風が強いので雲が速く流れ、明るくなったり暗くなったりの紅葉をやきもきしながら楽しんだ。

牛ヶ首あたりから姥ヶ平

姥ヶ平から茶臼岳
姥ヶ平あたりは紅葉のピークの少し前かと思うが、こちらも最高。
姥ヶ平からの茶臼岳は圧巻。さらに足を伸ばし、ひょうたん池まで。

ひょうたん池から茶臼岳
ひょうたん池はルートから200メートルくらい離れるが、茶臼岳と池に反射する茶臼岳と紅葉を楽しめるので行く価値あり。
紅葉を楽しんだあとは、本日の宿泊拠点、三斗小屋温泉煙草屋旅館へ向かう。ほどなくして到着。

三斗小屋温泉 煙草屋旅館
三斗小屋温泉という名は温泉地の名前で山深い中に位置し、ここに2軒の旅館がある。
煙草屋(たばこや)旅館と大黒屋(だいこくや)旅館。
小屋ではなく旅館という名称。
有名なのは煙草屋旅館らしくネット検索すると、たいていこちらがヒットする。
ちなみに「たばこや」の名前が付いてるが、全館禁煙。
ただ、入口のすぐ外に喫煙スペースがあるので、嫌煙家には残念。
人気旅館なので土曜日などは予約が取りづらい。月曜泊だったので、かろうじて予約が取れた。
予立派な看板の入口を抜けると素敵な居間があり受付となっていた。
予約を取っている旨伝えたが、ないとのこと。
しかしながら、旅館の手違いとなり部屋を用意してくれた。
新館で木造の素敵な作り。
しかも、8畳くらいの部屋を1人で使っていいとの事。やった。
案内してくれた素敵な女性に、野天風呂のことを聞くと、「それはお隣の煙草屋旅館さんですね。うちは大黒屋旅館です」と。
予約したのは煙草屋旅館。間違えていた。。。
素敵な居間に、素敵な部屋に、素敵な女性、、、山奥でキツネにつままれたかのような一時となった。

間違えた大黒屋

間違えた大黒屋 新館
気を取り直して煙草屋旅館へ。
こちらは古い旅館というより山小屋かな。
部屋は6畳くらいで相部屋。さっきのところなら1人だったのに。。。
2人の相部屋とのこと、一緒になる人はどんなだろう。
同居人が来る前に、野天風呂へ。
玄関を出ると本格的なカメラを持った人が入口を撮影。バッチリ映り込んでしまった。
気にせず野天風呂に行くと、若い女性が既に入浴している人になにやら話している。
どうもテレビ朝日が那須岳特集のために撮影に来ていて、野天風呂を撮りたいと言っている。
さっきカメラにバッチリ映り込んじゃった(笑)
しかも野天風呂の入浴まで、となるとさすがに困るので、カットしてもらうことに(笑)

煙草屋の野天風呂
撮影が終わるのを待って野天風呂を楽しんだ。風呂のうつわはモルタル?のような材質。
中で2つに仕切られてて、熱めの湯とぬるめの湯。
ゆるめの湯があるので、長時間楽しむことが出来る。
景色は開けてはいないので、眺望は望めないが、塀など仕切りがないので開放的で気持ちいい。
混浴だが女性専用の時間が設けられているので、女性はその時間に入るのでもよい。
ただ、不思議と開放的だからなのか、恥ずかしさはなく男女とも一緒に温泉を楽しめると思った。
当初間違えた大黒屋との違いで言うと、大黒屋は温泉はあるようだが野天風呂はないらしい。
野天風呂に入るなら煙草屋旅館、建物キレイなのを期待するなら大黒屋かな。
温泉出て、部屋に戻ったら同居人がいた。聞くと大学院生。今年から山登りを始めてどハマりしたとのこと。
これまで行った山を聞いたら、始めたばかりにしてはすごい。
9月には5泊6日でテント泊縦走をしたとのこと。しかも天候不順があったりと過酷な山行だったと。
若さと体力があるのは素晴らしい。
しかも、山が好きすぎて就職は群馬に決めたとか、強者すぎる(笑)
あまり相部屋は好まないがこの青年はとても良い奴で楽しかった。
結局、野天風呂も一緒に入ったし、飯も一緒に食べた。

煙草屋旅館 夕飯
飯は山小屋と思えないほど、美味しかった。
なるほど、山小屋ではなく旅館とはこういうことか。
もっと言うとその辺の旅館より食事は美味しかった。
肉は柔らかくて肉の味がしっかりしていた。
お米も美味い。大満足。
テレビ朝日は2回目の風呂の時も飯の時も撮影、、、さすがに、映りこんだ。
聞くとスーパーJチャンネルで特集をするとのこと。
放映日を聞いたけど、見逃してしまった。
翌朝は日の出の時間にあわせて朝野天風呂に。ここは東側が斜面のため日の出は見られず。
朝焼けの山を見ながら朝風呂。と思ったらガスガス。天気予報は晴れだったのに(涙)
風呂に入ってる間に大学院生は出発してた。早めに下山し、中腹にある温泉を2つ入るそう。
こちらも風呂から出て出発。下りはめっぽう強いので大学院生に追いついた。
これには大学院生がびっくり。勝ったような気分(笑)
少し一緒に歩くが、登りになってからは置いてかれてしまった。やはり若さには勝てず(涙)

稜線?時折、視界が開けた
一向に晴れず、稜線歩きをしてるはずなのになんも見えない。そして強風。
朝飯は食べずにおにぎりにしてもらったが、止まると寒いので、歩きながら食べたが、風が強すぎて苦労した。
三本槍に着くも全く見えず。風だけが吹いていた。
清水平あたりで時おり雲が切れる。陽が射すと景色が全然違う。赤が映えて美しい。
朝日岳は豪風だった。先日の遭難事故の時も豪風だったとのことだが、これだと吹っ飛ばされるのもうなづける。
山頂は360度パノラマなので、那須岳も市街地もよく見える。雲の流れが速く太陽が顔を出したり隠れたり。
一番豪風だったのは、峰の茶屋あたり。
ジャンプしたら2,3メートルは風に乗って飛びそうだった。
下山後は、雲が取れて青空が見えていた。
1,2時間遅ければもっと景色よかったが、こればっかりはタイミングを見計らうのは難しい。
それに下山後は温泉も楽しみたいし。
大丸温泉まで下りた。
大丸温泉は湧き出るお湯を小川のような作りをした3層くらいの風呂になっていて、おもしろい。
お湯は結構熱い。那須岳に来たら寄りたい温泉。
相部屋になった大学院生は、この温泉と北温泉に入るとのこと。
途中から先にどんどん行ってたので、北温泉に入ったあと、大丸温泉だったら、ちょうど会うかなとロビーでくつろいでたら、本当に入ってきた(笑)
温泉に入った後に、小さいときに来た牧場に行くそう。
なかなか行動的な青年だった。
まとめ
山一面の紅葉を楽しめたのと、強風が自然の思い出となった。
三斗小屋も小屋泊の楽しみを味わうことができた。しかもテレビ取材が来てたのでそれも印象に強く残った。
なによりも今回は一緒の部屋になった大学院生との出会いが面白かった。人との出会いが旅というが、それを感じた山行となった。
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